絵画の制作に必要な各種材料について西洋美術史及び絵画技法史的な検証を踏まえながら、実践者の立場からその成り立ちを体系的に理解する。(旧称:油彩画材料論)
本講座は講義と実習によって構成される。講義では、絵画の諸材料と技法に関する網羅的な授業を行い、実習では、支持体及び絵具の製作を行う。支持体は、F12号の合板および麻布キャンバスにそれぞれ白亜地とエマルジョン地(あるいはジェッソ地)を作り、各種の油絵具を自製する。
(新型コロナウィルスの感染防止対策から、当初の実習計画を大幅に縮小して、07/02、07/16、07/23に、合板を用いた白亜地の作製のみを2グループに分かれて実施。 07/09は大雨のため対面授業が中止となり07/23に実習を振替。)
【講義プログラム】
第1回 講義[絵画材料論とは]04/09
第2回 講義[絵画の構造と支持体]04/16
第3回 講義[プレパレーション(地塗り)]04/23
第4回 講義[下地の塗布と処方 / キャンバスと「絵画」]05/21
第5回 講義 [キャンバスの張り方の実演 / 「支持体」のまとめ]06/04
第6回 講義[色彩と絵具の成り立ち]06/11
第7回 講義[メディウムと絵具 1(固形描画材と水性絵具)]06/25
第8回 講義[メディウムと絵具 2(水性絵具と合成樹脂絵具)]07/09
第9回 講義[メディウムと絵具 3(油性絵具)]08/10 2限
第10回 講義[絵画の保護 / 絵画技法史の概説]08/10 3限
特別講義[森永昌司教授「古典技法の歴史を学ぶ意義」]05/07
広島市立大学 シラバス >PDF
期末レポート課題 > Google Docs.