2021年度 前期 広島市立大学「油絵基礎演習」実技課題

自室あるいは生活環境から

Fuyuhiko Takata(1987 -)
Many Classic Moments
2011
video/blu-ray 3m17s

 

画家やアーティストは、それぞれが生まれ育った場所あるいは生活する環境の様々な条件から作品制作を出発します。また「家」や「部屋」というパーソナルな場所には自ずとそこに暮らす人のパーソナリティ(人間性)やリアリティ(真実性)が反映され、そこで過ごした時間の痕跡が刻まれていきます。そして近現代の多くの画家・アーティストたちが、自身の生活空間を題材とした絵画作品・アート作品を制作してきました。彼らは閉ざされた私的空間の中を注意深く観察し、そこから生まれたインスピレーションや問題意識を作品の主題やその背景に設定したのです。
本課題に取り組むにあたって、まず皆さんの身の回りの状況を改めて見渡してみてください。新入生である皆さんの中には、親元や郷里を離れ一人暮らしを始めたばかりの学生もいるでしょう。出来たばかりの「自分の部屋」は、これからの新生活の展望を反映するものではないでしょうか。あるいは、各自の趣味や関心に基づいて収集した衣服や家具、コレクションなどの中に、皆さんのアイデンティティを端的に物語る事物が見つかるかもしれません。
自室や生活空間の中で気づいたこと、発見したこと、注目した風景を題材にして作品を創ってみましょう。

 

 


 

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